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■bt-a02438　Chad Valley チャドバレーフラックスウール・ベビーボーイテディベア

チャドバレー社がおそらく1930年代に製造したライトブルーのセーターを着たぬいぐるみのチャドバレーフラックスウール・ベビーボーイテディベアです。チャドバレー社は1800年代の初頭にイギリスのバーミンガムでアンソニー・ジョンソンが創業した印刷会社が始まりで息子のジョセフがバーミンガム郊外のチャドと呼ばれる川が流れる谷間へ会社を移転したことから社名をChad Valley(チャドバレー)と改称したようです。そして、1938年にはイギリス王室御用達トイメーカーになったようです。テディベアは、1902年にアメリカのルーズベルト大統領がベアハンティングで傷を負ったベアを逃がしてやったことが評判になったことで、ニューヨークの玩具店がドイツから輸入したベアのぬいぐるみにルーズベルト大統領の愛称のTeddy(テディ)のネームを付けて売り出したのがテディベアの始まりのようですが、世界で最初にベアのぬいぐるみを製作したのはドイツのシュタイフ社のようです。シュタイフ社はおそらく1900年頃からベアのぬいぐるみの製造をは始めていますが、この当時はイギリスではテディベアの製造はまだされていなくテディベアはドイツから輸入していたようです。しかし、1914年に第一次世界大戦が勃発するとテディベアの輸入ができなくなりテディベアはイギリスで独自に製造されるようになったようです。しかし、戦時中でモヘアなどの材料が不足していたのでイギリス製のテディベアはモヘアの生地の使用をどんどん少なくして製造していったので鼻が短いフラットフェイスのテディベアが特徴となったようです。こちらは超レアな手編みのライトブルーのセーターを着たフラックス(亜麻色)のウールで作られたまだベビーのボーイテディベアで、つぶらなブラウンと琥珀色のグラスアイ(ガラス製の目)と黒い糸でステッチされたお鼻の下のお口で優しく微笑んでいるような表情が可愛くてとてもいい感じです。また、この時代はまだそれほど材料が不足していなかったので顔は完全なフラットフェイスではないようです。おそらく体の中には柔らかなカポック(パンヤノキの綿毛)が詰められているよですが、前脚と後脚はジョイント部分はカポックが入らないように縫われているので多少のポーズが付けられるようになっています。また、前足にはブラウンのフェルトのパッドが縫い付けられていますが、爪の刺繍は元からされていません。また、布地のタグはありませんがタグは1950年代頃から付けられるようになりこの時代のテディベアは厚紙製のハングタグが付けられていたようです。チャドバレー社はチャイルド用の玩具を沢山製造しているトイメーカーなので、ベアの目はチャイルド達の安全を考えて1940年代の終わりころからプラスチック製のセフティーアイにしているようですが、こちらは古い時代のテディベアなのでグラスアイが使われています。イングランドからはるばるやって来たまだ小ちゃなベビーのテディベアですが、マミーの甘えたような仕草が可愛い超レアなチャドバレーフラックスウール・ベビーボーイテディベアです。

■コンディション

グラスアイにキズはほとんどなくお鼻とお口の刺繍に切れもなく大変きれいです。ウールに抜けがありますがきれいです。プラウンのフェルトのパッドはリペアされているようですがほつれや破れはなくとてもきれいです。おそらくセーターはオリジナルではなくて1950年代頃に手編みされたもののようです。その他、多少の汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。

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