ドイツでJosef(ヨーゼフ)とGabriel Eisenmann(ガブリエル・アイゼンマン)の兄弟がおそらく1880年代に 創設したEisenmann & Co.(アイゼンマン＆カンパニー)通称Einco(エインコ)社が、おそらく1940年代の終わり頃にイギリスで製造したスクイーカーが内蔵したぬいぐるみのコミカルゴールデンテリアドッグです。アイゼンマン兄弟はドイツからイギリスへテディベアの輸出をしていましたが、1914年に第一次世界大戦が勃発してテディベアの輸入ができなくなると1908年にロンドンの郊外のチェシャムの町のベリンドンロードで創設したChiltern Toys(チルターントイズ)社で独自にテディベアの製造を始めたようです。また、イギリスにあるエインコ社でもドールやドッグなどのぬいぐるみを製造していたようです。こちらは超激レアなコミカルな顔をしたゴールドの高級な美しいモヘアで作られたお座りをしたComical Terrier Dog(コミカルテリアドッグ)で、オリジナルの光沢のあるオレンジゴールドのリボンを首に結んで左上を見ているブラックとホワイトのコミックなGoogly Eyes(グーグリーアイズ/ぎょろ目)のグラスアイと黒い糸でステッチされたお鼻の下のお口からフェルトの赤い舌を出して何かをじっと見つめている表情がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、長いの裏側はブラウンの生地で作られていますが、お尻の短いシッポも可愛いですね。また、テリアドッグは猟犬が多いですが、こんな可愛い顔をしているのに勇敢な猟犬なのがちょっと信じられないですね。また、体の中は高級なヴィンテージテディベアと同じようにウッドウール(木毛)が詰められていてお腹を押さえるとウッドウールのザクザクした感触がありとても作りがいいです。また、頭は胴体とジョイントされているので動かすことができますが、ジョイント部分には丸い木枠が取り付けられていてとてもしっかりとした作りです。また、体の中にはしっかりとしたワイヤーの骨組みがあるようです。また、胸の中にはスクイーカーが内蔵されているようですが、大変凝った作りのテリアドッグです。まだ子犬のテリアドッグですが、この子も大きくなったら勇敢な猟犬になるのでしょうか。そんなことはとても考えられないようなコミカルなグーグリーアイズが大変可愛いの超激レアな一品です。

グラスアイにキズはほとんどなく大変きれいです。お鼻とお口のステッチに多少の傷みがありますが切れはなくとてもきれいです。フェルトの舌に傷みはほとんどなく大変きれいです。モヘアに多少の抜けがありますがとてもきれいです。左のグラスアイが古い時代に外れたので接着剤で修理されています。スクイーカーは押しても現状では鳴きません。リボンに傷みはほとんどなく大変きれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。