ジャパンでおそらく1940年代の終わり頃に製造されてアメリカで販売されていたほとんどデッドストックのぬいぐるみのオキュパイド・ジャパン・ゴールデンウールベビーテディベアです。世界で最初にベアのぬいぐるみを製造したのはドイツのシュタイフ社のようですが、シュタイフ社はおそらく1900年頃からベアのぬいぐるみの製造を始めているようです。こちらは大変珍しい超激レアなゴールドのウールで作られた小さなベビーのテディベアで、つぶらな黒と琥珀色のグラスアイ(ガラスの目)と黒い糸でステッチされたお鼻の下のお口でマミーベアを見つめながら優しく微笑んでいるような表情がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、首には淡いオリーブグレーのオリジナルのリボンを結んでいますが、リボンにはゴールドのベル(鈴)が付けにれているのも可愛いですね。また、耳の内側は淡いベージュピンクの生地で作られいいるのもオシャレですが、耳の中にはガンド社のバニーと同じようにワイヤーが入れられていてとても作りがいいようです。また、胴体と前脚と後ろ脚が針金でジョイントされているのでいろんなポーズが付けれますが、体の中にはウッドウール(木毛)が詰められているので押すとザクザクした硬い感触があります。また、リボンにはラベルが貼られていてOccupied Japan(オキュパイド・ジャパン/占領下のジャパン)の表示があるので第二次大戦後の1945年から1952年までの7年間のジャパンがアメリカの占領下に置かれていた時代に製造されたテディベアのようですが、この時代に製造された製品は生産数量も少なくやはり超激レアですね。また、本体のフォルムがフランスの大変人気の高いJ. P. M.(Jouets Paris Massy/ジ・ペ・エム)社のテディベアに良く似ているのも素敵でオシャレですね。アメリカから遥々里帰りしたベビーテディベアですが、一度会ったらもう何処へも帰したくなくなってしまいそうな大変貴重な超激レアな一品です。

ゴールドのウールに抜けはほとんどなく大変きれいです。グラスアイにキズや欠けやヒビはなく大変きれいです。お鼻とお口の刺繍に傷みはほとんどなく大変きれいです。リボンとベルに傷みは少なくとてもきれいです。ジョイントに壊れはありません。その他、僅かな傷みや擦り切れや汚れなどありますがほつれや破れはなくほとんど未使用で大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。