ドイツでおそらく1900年代に製作された真鍮とホルツ(木)製のエルフシュープラーデ・ホルツゲヴュルツシュランクです。こちらは超レアな高級な無垢材で作られたラック(ニス)塗装されたGewurz(ゲヴュルツ/調味料)を入れるためのSchrank(シュランク/引き出し棚)で、本体の上部にはアールヌーヴォーでデザインされた飾り板が付けられていてとても素敵です。また、本体はまるで二階建ての家のように作られていますが、一階には大きな1個のシュープラーデ(引き出し)と中位の４個シュープラーデがあります。また、二階には小さな6個のシュープラーデがあり全部でエルフ(11)個のシュープラーデがありデザインクオリティーが大変高くてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、シュープラーデの正面には持ちやすそうな真鍮製の取っ手が付けられているのもいいですが、取っ手には14のエンボスがあります。また、Zimmt(ツィムト/シナモン)、Safran(ザファン/サフラン)、Pfeffer(プェッファー／ペッパー)、Kummel(キュンメル／キャラウェイ)、Nelken(ネルケン/クローブ)、Gewurz(ゲヴュルツ/スパイス)などのゲヴュルツを入れるために作られたようですが、11個のシュープラーデのあるゲヴュルツシュランクはドイツでも大変珍しくてやはり超レアですね。さすがにドイツ製品は作りが良くて素晴らしいデザインに仕上げてありますが、無垢材の質感もとても良くて飴色になった木肌と真鍮の取っ手の色合いがとてもオシャレです。ゲヴュルツシュランクして便利に使えそうですが、シュープラーデが沢山あるので手芸の材料を入れたりアンティーク雑貨の小物の収納棚として使ってもとても使い勝手がいいようです。工夫次第で色々とオシャレに楽しく使えそうな大変素晴らしい超レアな一品です。

飴色になった木肌が美しくてとてもきれいです。取っ手に壊れはなくとてもきれいです。写真のように本体の背面の板に乾燥からの収縮で自然にできた割れが少しありますが強度には問題ありません。小さなシュープラーデの1個の片方の側面の板の上部が斜めに少し短くなっていますが、これは製造時のもののようです。一番大きなシュープラーデの底面の角に使用からの木部の欠けと割れがありますが、シュープラーデの内側に欠けや割れはありません。本体の背面の下部の脚の部分に少し欠けがありますが強度には全く問題ありません。木部に虫食いの穴はなくとてもきれいです。その他、多少の塗装の剥がれや使用からの小さな欠けやキズや汚れなどありますが壊れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。