ドイツでおそらく1930年代の終わり頃に製作されたぬいぐるみのゴルトヴォレ・ベービテディベアです。テディベアは、1902年にアメリカのルーズベルト大統領がベアハンティングで傷を負ったベアを逃がしてやったことが評判になったことで、ニューヨークの玩具店がドイツから輸入したベアのぬいぐるみにルーズベルト大統領の愛称のTeddy(テディ)の名前を付けて売り出したのがテディベアの始まりのようですが、世界で最初にベアのぬいぐるみを製作したのはドイツのシュタイフ社のようです。シュタイフ社はおそらく1900年頃からベアのぬいぐるみの製造をは始めているようです。こちらは大変レアなゴルト(ゴールド)のヴォレ(ウール)で作られたまだ小さなベービ(ベビー)のテディベアで、つぶらなドンケルブラウン(ダークブラウン)と琥珀色のガラスの目とドンケルヴラウ(ダークブルー)の糸で刺繍されたお鼻の下のお口で優しく微笑んでいるような表情がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、前足と後ろ足にはドンケルヴラウの糸で刺繍された爪もありとても作りが良いようです。また、頭と胴体と前脚と後脚が針金でジョイントされているのでいろんなポーズが楽しめますが、体の中には木毛が詰められているので押すとザクザクした硬い感触があります。また、布タグはありませんがタグは1950年代の中頃から付けられるようになりこの時代のテディベアに首に厚紙製のタグが首に掛けられていたようです。ドイツは世界で初めて動物のぬいぐるみのを製造した国なので、やはりドイツ製のぬいぐるみは味わいが深いですね。小さなベービのテディベアが傍にいるだけで気持ちが優しく癒されてしまいそうなとても可愛い一品です。

ガラスの目にキズはなく大変きれいです。お鼻とお口と爪の刺繍に多少のい傷みがありますが切れはなくとてもきれいです。ゴルトヴォレに抜けは少なくとてもきれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。