パリにあるLes Petites Maries(レ・プティ・マリ)社が、おそらく1960年代の終わり頃に製造したアンファン(子供)達のPyjama(ピジャマ/パジャマ)をRange(ランジュ/収納)するために作られたぬいぐるみのピジャマランジュ・ベベテディウルスです。人形遣いのGabrielle Raynaud(ガブリエル・レイノー)は、1963年頃からパリのセーヌ川とバスティーユ広場の中間位にあるプティ・ミュスク通りの小さな人形店で人形作りの職人として働きますが、彼女の作る人形が大変評判になったので彼女は夫と二人でレ・プティ・マリ社を設立したようです。また、Les Petites Mariesは古フランス語で「人形」を意味するようです。こちらは超レアなノワイエパール(淡いクルミ)色のレーヌ(ウール)で作られたベベ(ベビー)のテディウルスで、ブランシュ(ホワイト)とノワール(ブラック)のカロー(チェック)柄のローブ(ドレス)を着てつぶらなブランフォンセ(ダークブラウン)のアンファン達に安全なプラスチックの目とノワール(ブラック)の糸で刺繍されたお鼻の下のお口でママン(マミー)ウルスを見つめながら優しく微笑んでいるような表情がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、左右の前足もレーヌで作られているのもいいですね。また、背中からピジャマを入れることができるように作られていますが、背中の布タグには一本のルージュ(レッド)の毛糸で書かれたような書体でLes Petites Mariesのロゴとフィーュ(少女)がデザインされています。また、Raynaud Paris(レイノー・パリ) Made in Franceの表示もあります。フランスから遥々やって来たピジャマランジュのベベテディウルスですが、見ているだけでリ(ベッド)でアンファン達といっしょに眠っている可愛い姿が想像できそうな大変可愛い一品です。

ノワイエパールのレーヌに多少の色焼けがありますが、抜けはほとんどなくとてもきれいです。プラスチックの目にキズはなく欠けやヒビもなくとてもきれいです。お鼻とお口の刺繍に多少の傷みがありますが切れはなくとてもきれいです。ローブに多少の傷みがありますがほつれや破れはなくとてもきれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。