ギリシャでおそらく1940年代の終わり頃に製作されてフランスで販売されていたティツシュパピエ(クロスペーパー)と木製のプティシャペロンルージュ&ルー・タピスリーです。こちらは超レアなLe Petit Chaperon Rouge(ル・プティシャペロンルージュ/赤ずきんちゃん)の楽しいお話の場面がデザインされた壁や窓に掛けるために作られたTapisserie(タピスリー/タペストリー)で、本体には上部にギリシャ語で8 Η ΚΟΚΚΙΝΟΣΚΟΥΦΙΤΣΑ(赤ずきんちゃん)の文字とお母さんに頼まれて森の家に住んでいる病気のおばあさんにパニエ(バスケット)に入ったガレット(焼き菓子)と葡萄酒を届けにいく途中の道で親切そうな悪いルー(オオカミ)に出会ったプティシャペロンルージュ、悪いルーが病気のおばあさんに変装して寝台に寝ているとは知らないておばあさんのために摘んできたきれいなお花を持ってやって来たプティシャペロンルージュ、おばあさんに変装した悪いルーに食べられそうになって急いで逃げ出したプティシャペロンルージュ、叫び声を聞いて駆けつけた猟師に助けられた病気のおばあさんとプティシャペロンルージュのイラストがデザインされていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、本体の下部の左端にはギリシャ語でΕΠΙΜΕΛΕΙΑ(出版社) : Α. & Κ. ΜΟΥΤΣΙΑΝΟΥ(ムツィアノウ)、右端にはΑΠΑΓΟΡΕΥΕΤΑΙ Η ΑΝΑΤΥΠΩΣΙΣ(転載は禁止されています)Η ΑΠΟΜΙΜΗΣΙΣ ΣΥΜΦΩΝΩΣ ΤΩ ΝΟΜΩ ΠΕΡΙ ΠΝΕΥΜΑΤΙΚΗΣ ΙΔΙΟΚΤΗΣΙΑΣ(模倣は知的財産に関する法律に従います)の表示があります。また、本体の上部はしっかりとした無垢材で作られていて壁などに掛けるための黒い紐が付けられています。また、本体は丈夫なティツシュパピエので作られていますが、表面の印刷部分はパピエ(紙)で裏面には麻のようなティツシュ(生地)が貼られていてとても凝った作りです。持ち運びに便利なタピスリーは中世のヨーロッパでは大変人気があり王侯貴族達は屋敷や別荘で豪華なタピスリーを壁に掛けて楽しんでいたようです。また、タピスリーは防寒用としても使われていたようです。窓のリドー(カーテン)として使ったり壁に掛けて飾ったりと工夫次第でオシャレに楽しく使えそうな可愛いプティシャペロンルージュ&ルー・タピスリーです。

イラストの発色が良くとてもきれいです。写真のように印刷面に多少の薄紙の剥がれがあります。下部の木材の裏側に小さな浅い割れがありますが、これは製造時のもので裏側なので全く気になりません。その他、多少の傷みや汚れなどがありますが破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Condition です。