ドイツとイギリスでおそらく1900年代から1920年代に製作されたビスク(白磁)とメタル製のリトルレッドライディングフード・フィギュア2セットです。こちらは超レアなLittle Red Riding Hood(リトルレッドライディングフード/赤ずきんちゃん)の楽しいお話のシーンがデザインされたフィギュアの2個セットで、左はおそらく1900年代にドイツで製作された森の家に住んでいる病気のおばあさんにバスケットに入った焼き菓子と葡萄酒を届けに行くリトルレッドライディングフードがデザインされたビスク製のフィギュアです。また、右はおそらく1920年代のロンドンにある有名なMadame Tussauds Wax Museum(マダムタッソー蝋人形館)で土産物として販売されていたメタル製のリトルレッドライディングフードのフィギュアです。1761年にフランスのドイツとの国境沿いのStrasbourg(ストラスブール)の町で生まれたMarie Grosholtz(マリー・グロスホルツ)は、ルイ16世王の妹の家庭教師になりベルサイユの王宮に住んでいたようですが、1789年にフランス革命が起こると一時投獄されますが釈放された後に蝋人形の制作を始めたようです。1795年にFrancois Tussaud(フランソワ・タッソー)と結婚したMadame Tussauds(タッソー夫人)は1835年にイギリスのロンドンのベイカーストリートに拠点を移してその後、マダム・タッソー蝋人形館を創設したようです。また、本体の下部の正面にはMadame Tussaud's(マダム・タッソー)、背面にはLondon(ロンドン)のエンボスがあります。また、底面にはCopyright Britains Ltd. Proprietors(著作権の所有者はブリテンズ社です)のエンボスもありますが、こちらのフィギュアは大変珍しくてやはり超レアですね。また、ブリテンズ社はWilliam Britain Jr.(ウィリアム・ブリテン・ジュニア)が1893年にロンドンで創設したダイキャスト玩具メーカーのようです。また、細部までとても丁寧に作られていますが、リトルレッドライディングフードの顔がタッソー夫人に良く似ているが面白いですね。リトルレッドライディングフードはフランス人のCharles Perrault(シャルル・ペロー)が1697年に出版した「ペロー童話集」の中にありますが、1812年頃にドイツ人のグリム兄弟がチャイルド達のために可愛くリメイクして有名になったようです。ドイツとイギリスで作られた超レアなとても可愛いリトルレッドライディングフード・フィギュア2セットです。

ドイツのフィギュアに少し彩色の剥がれがありますが、イギリスのフィギュアに彩色の剥がれはほとんどなくとてもきれいです。その他、多少のキズや汚れなどありますが欠けやヒビはなく古いものにしてはとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。