フランスでおそらく1890年代にエクリュ(生成り)のソワ(シルク)の生地で作られたロココリュバンミュゲ&ヴィオレット・ブドワールクッサンです。こちらは超レアな貴婦人達が書き物をしたりお化粧や着替えをするための夫でさえ入室できない婦人専用のBoudoir(ブドワール/淑女の私室)の机やターブル(テーブル)の上に置いて使われていたCoussin(クッサン/クッション)で、柔らかで光沢のあるエクリュのソワの生地で作られた四角い本体のフチには淡いロゼ(ピンク)がかったエクリュの木綿とレーヌ(ウール)の紐編み飾りが付けられていてとても素敵です。また、表面にはおそらくミュゲ(スズラン)とヴィオレット(スミレ)の可憐なお花が淡いロゼがかったエクリュのロココリュバン(リボン)で刺繍されていてエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、ミュゲの葉と茎はオール(ゴールド)とヴェールムース(モスグリーン)の糸で刺繍されています。また、ヴィオレットの茎はオールの糸で葉はヴェールムースとエクリュのレーヌの太い糸で刺繍されていて大変凝った作りです。また、裏面も光沢のあるエクリュのソワの生地で作られていますが、中はフカフカの綿が詰められているようです。アクセスソワー(アクセサリー)を載せておくのにとても便利ですが、ミニョネットを載せて飾ってもオシャレです。マリー・アントワネットやポンパドール夫人達が私的な時を過ごしたロココ調のブドワールの雰囲気でエレガントでオシャレに使いたい大変素敵な一品です。

ロココリュバンとソワの生地に多少の色褪せや色焼けがありますがとてもきれいです。写真のように裏面にソワの生地に多少の痛みがあります。その他、多少の傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。