ドイツでおそらく1950年代の初め頃に製造されたぬいぐるみのヴァイスヴォレ・ベービテディベアです。世界で初めてベアのぬいぐるみを製造したのはドイツのSteiff(シュタイフ)社のようで1900年頃から製造していますが、1912年にはTeddy Hermann(デディヘルマン)社、1920年代にはMax Hermann(マックス・ヘルマン)社がテディベアの製造を始めたようです。また、テディベアは、1902年にルーズベルト大統領がベアハンティングで傷を負ったベアを逃がしてやったことが評判になったことで、ニューヨークの玩具店がドイツから輸入したベアのぬいぐるみにルーズベルト大統領の愛称のTeddy(テディ)の名前を付けて売り出したのがテディベアの始まりのようです。こちらは大超レアな淡いローザ(ピンク)のシュライフェ(リボン)を首に結んだヴァイス(ホワイト)のヴォレ(ウール)で作られた小さなベービ(ベビー)のTeddybar(テディベア)で、つぶらなドンケルブラウン(ダークブラウン)と琥珀色のプラスチック製の目とシュヴァルツ(ブラック)との糸で刺繍されたお鼻の下のお口から赤いフェルツ(フェルト)の舌を出してママベアを見つめながら優しく微笑んでいるような表情がオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、胴体と前脚と後脚が針金でジョイントされているのでいろんなポーズが楽しめます。また、体の中には全て木毛が詰められているので押すとザクザクした硬い感触がありますが、小さなベービテディベアですが手抜きのない作りなのがいいですね。また、布タグはありませんが布タグは1950年代の中頃から付けられるようになりこの時代のテディベアには首に厚紙製のタグが付けられていたようです。また、製造した会社は、おそらくゾンネベルクの町で1912年代にベルンハルト・ヘルマンが創設したテディ・ヘルマン社のようですが断定はできません。ドイツから遥々やって来た可愛いベービテディベアが傍にいるだけで気持ちが優しく癒されてしまいそうな大変素敵な一品です。

ヴォレに色焼けや抜けはほとんどなく大変きれいです。プラスチックの目にキズや欠けやヒビはなく大変きれいです。お口とお鼻の刺繍とフェルツに傷みはほとんどなく大変きれいです。ジョイントに壊れはありません。シュライフェは後から付けられたもので多少の傷みがありますがほつれや破れはなくとてもきれいです。その他、傷みや汚れはほとんどなくほつれや破れもなく美品で大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。