フランスのリヨンから南へ50kmほど行ったSaint-Uze(サントゥズ)の村でJoseph-Marie(ジョセフ・マリー)とFrancois(フランシス)の兄弟が1789年頃に創設したLa Saint Uzienne(ラ・サントゥジエンヌ)という陶磁器会社が、おそらく1890年代に製造したポトゥリ(陶器)製のブランシュマルグリート・ロゼ&オールポトゥリエピスポです。レヴォル家は1768年頃から磁器の製造で有名なようです。こちらは超レアな丸い取っ手のある四角いフォルムのEpices(エピス/スパイス)を入れるために作られたロゼ(ピンク)のキュイズィーヌ(キッチン)用のポ(ポット)で、本体には可愛いセリフでデザインされた書体のキラキラと光るオール(ゴールド)のEpicesのロゴとブランシュ(ホワイト)のマルグリート(マーガレット)のお花がデザインされていてエレガントでオシャレでとてもいい感じです。また、フタと本体にはオールのアラベスク模様がデザインされていますが、こちらもキラキラと光ってとても素敵です。また、本体にはアールヌーヴォーのアラベスク模様のルリエフ(レリーフ)もデザインされていてとてもオシャレですが、滑り止めにもなっていてとても使い勝手がいいように作られています。また、底面には円の中にテイエール(ティーポット)のイラストとLa Saint Uzienneの文字のマークがと1のエンボスあります。このまま飾るだけでお部屋が当時のパリのアパルトマンのように華やいで素敵ですが、工夫次第で色々とオシャレに使えそうなとても美しくて可愛いブランシュマルグリート・ロゼ&オールポトゥリエピスポです。

ロゼとオールの発色が良く大変きれいです。中は汚れが少なくとてもきれいです。写真のように本体の背面にある多少の縦の細いラインは釉薬部分の貫入でヒビではありません。欠けのように見える部分は釉薬の塗り残しで製造時のものです。その他、僅かなキズや汚れなどありますが欠けやヒビはなく美品で大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。