ドイツでおそらく1880年代に製作されてチェコに輸出されたポルツェラン(磁器)とホルツ(木)製のポルツェランナーメンスシルト・ブラウンホルツゲヴュルツシュランクです。こちらは超激レアな無垢材で作られた置きタイプや壁掛け用にも使える5個の引き出しがあるブラウンのラック(ニス)塗装されたGewurz(ゲヴュルツ/調味料)を入れるためのSchrank(シュランク/引き出し棚)で、お花のようにデザインされたヴァイス(ホワイト)のポルツェラン製の取っ手のある5個の引き出しには、黒いオシャレな筆記書体で左上からチェコ語でNooe koreni(オールスパイス)、Safran(サフラン)、Hrelicek(クローブ)、Kvet(クヴィエト/花)、Bobkove listi(ローリエの葉)と書かれたデザインクオリティーの高いヴァイスのポルツェラン製のナーメンスシルト(ネームプレート)が取り付けられていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、チェコ語のナーメンスシルトのゲヴュルツシュランクは大変珍しくてやはり超激レアですね。また、本体の上部にあるユーゲントシュティール(アールヌーヴォー)でデザインされた飾り板も素敵ですが中央には使い勝手の良い壁掛け用の穴があります。また、取っ手またはナーメンスシルトがポルツェラン製であるだけで大変価値がありますが、こちらは両方ともポルツェラン製で大変凝った作りです。几帳面な性格のドイツ人が製作したシンプルなデザインのゲヴュルツシュランクですが、さすがにドイツ製品は作りが良くて飽きのこないデザインに仕上げてあるがいいですね。1900年以前に製作されたゲヴュルツシュランクは状態の良いものは大変少ないですが、こちらは多少の傷みがありますが壊れはなく130年もきれいに保存されてきたことに驚いてしまいます。ゲヴュルツ入れの他にもアンティーク雑貨の小物の収納棚として使ってもとても便利ですが、工夫次第で色々とオシャレに楽しく使えそうな大変素晴らしい超激レアな一品です。

ポルツェランのナーメンスシルトと取っ手に少し汚れがありますが欠けやヒビはなくとてもきれいです。木部に虫食いの穴はなくとてもきれいです。その他、多少の傷みや塗装の剥がれやキズや古い時代の小さな欠けや汚れなどありますが割れや壊れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。