フランスでおそらく1930年代にジュモーやブリュやドイツのアルマン・マルセイユなどのビスキュイプーペ(ビスクドール)用に製作されたボア(木)とカルトン(厚紙)製のボア&カルトン・プーペマヌカンです。こちらは超レアなプーペ(ドール)用のMannequin(マヌカン/マネキン)で、首と脚と台は無垢材にブラン(ブラウン)のヴェルニ(ニス)塗装がされていますが、美しいボアトルネー(ボビンターン)の装飾的な加工もしてありとても素敵です。また、胴体はカルトンを張り合わせて作られていますがとても作りがいいようです。また、本体にお気に入りのプーペの(ローブ)ドレスを着せて飾るとエレガントでオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、プーペマヌカンはプーペ用のローブなどをクチュール(仕立てる)するときにはとても便利な必需品ですが、プーペローブを着せて飾っておくだけでもオシャレでとてもいいですね。また、なぜかプーペマヌカンがお部屋にあるだけで当時のパリのアバルトマンの雰囲気が漂ってきそうでとても不思議です。お気に入りのプーペローブを着せたり工夫次第で色々と楽しくオシャレに使えそうなフランス製の素晴らしいボア&カルトン・プーペマヌカンです。

飴色になったカルトンと木肌がとてもいい雰囲気です。その他、僅かな塗装の剥がれや汚れなどがありますがカルトンの破れや木部の欠けや割れはなく美品で大変状態が良くきれいで、Good Conditionです。