オハイオ州のToledo(トレド)の町で1864年にC. C. Warren(ウォーレン)が創設したLion Coffee(ライオンコーヒー)社が、おそらく1880年代に広告宣伝用に制作した厚紙製のリトルレッドライディングフード&ウルフ・ピクチャーカードです。こちらは超レアなLittle Red Riding Hood(リトルレッドライディングフード/赤ずきんちゃん)の楽しいお話のシーンのイラストがデザインされたピクチャーカード(トレーディングカード)で、本体の表面には森の家に住んでいる病気のおばあさんに焼き菓子と葡萄酒を届けに行く途中の道で親切そうな悪いウルフ(オオカミ)に出会ったレッドライディングフードのイラストがデザインされていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、リトルレッドライディングフードが靴を履いていないで裸足で歩いているのも古さを感じさせますね。また、イラストは高価な全て特色を使った発色がいい石版印刷で刷られていてとても凝った作りです。また、細部までとても丁寧に描かれているのがいいですね。また、裏面にはLittle Red Riding Hoodのタイトルとlittle Red Riding Hood's grandma was ill. Mamma sent the child to her with dainties, On the way she met a wolf. He learned where she was going, and trotted straight there, killed the old lady, put on her night cap and spectacles and got into bed...(赤ずきんちゃんのおばあさんが病気でした。 お母さんは彼女の可愛い子供を送り出しました。途中でオオカミに出会いました。 彼は彼女がどこへ行くのかを知るとそこへまっすぐに駆け出しました。老婦人を殺し、ナイトキャップと眼鏡をかけてベッドに入りました・・・)というようなお話が書かれています。また、ライオンコーヒーのパッケージのイラストの横にはA Picture Card(ピクチャーカード) In each package of the Lion Coffee now at your grocer's(ライオンコーヒーの各パッケージが食料品店に並んでいます) Many Designs(沢山のデザイン)と書かれいいるようです。リトルレッドライディングフードのお話はフランス人のCharles Perrault(シャルル・ペロー)が1697年に出版した「ペロー童話集」の中にありますが、1812年頃にグリム兄弟がチャイルド達のために可愛くリメイクして有名になったようです。ピクチャーカードを見ているだけでリトルレッドライディングフードの可愛い世界に引きずり込まれてしまいそうな超レアなとても価値ある一品です。

イラストに色褪せはほとんどなく発色が良く大変きれいです。上部の中央から右斜め下にかけて32ミリ位の軽い折れスジがあります。その他、多少の傷みや汚れなどありますが折れや破れはなく古いものにしてはとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。