フランスでおそらく1920年代に製作されたロタン(ラタン)と板と生地製のロタンオジェ・クロッシェパニエです。こちらは超レアな3152個の限定で製作された中で2番目に作られたドンテル(レース)などのCrochet(クロッシェ/かぎ針編み)の道具や素材を入れるための八角形のパニエ(バスケット)で、本体は全てロタンのオジェ(編み込み)で作られていますが、フタの中央にはロタンで作られた持ち手が付けられています。また、金属製のルソール(バネ)のようなヒンジでフタが開け閉めできます。また、フタと本体の正面にはロタンで作られた留め具が付けられています。また、フタと本体はラタンで丁寧に編み込まれていますが、フタの周りのロタンはパステル色のヴェールブルー(グリーンブルー)に彩色されていてオシャレで可愛くてとてもいい感じです。また、フタを開けるとフタの裏側には光沢のあるブルーパール(ペールブルー)のソワ(シルク)の生地が張られていますが、生地の中はふかふかの綿が詰められていて中央にはシゾー(ハサミ)などを留めるためのサンテュール(ベルト)が付けられているのも便利です。また、本体の内側もブルーパールのソワの生地が貼られているのもオシャレですね。また、フタと本体の骨組みと底面はしっかりとした木材で作られていますが、本体の底面にはイヴォワールブランシュ(アイボリーホワイト)の格子模様の化粧紙が貼られています。また、化粧紙には3152/2の表示があります。また、1950年代になるとロタンのクロッシェパニエは、ロタンといっしょに製作しやすい当時の新素材のビニールが使われるようになりますが、こちらはビニールが発明される以前のもので大変珍しくてやはり超レアですね。とても使い勝手のいいクロッシェパニエですが、クロッシェパニエ以外にもオシャレな小物入れとしても色々と楽しく使えそうです。とても機能的に作られているのでとても使いやすそうですが、装飾品のように美しくてオシャレなのでお部屋にあるだけで素敵ですね。見ているだけでがクロッシェなどの編み物が楽しくなってしまいそうなオシャレで可愛いロタンオジェ・クロッシェパニエです。