フランスでおそらく1920年頃にソワ(シルク)のような生地で手作りされたエパングル(ピン)が4本付属したロココリュバンエパングルクッサン&ローズナプロンアンサンブルです。こちらは大変レアなおそらくBoudoir(ブドワール/淑女の私室)で使われていたEpingle Coussin(エパングルクッサン/ピンクッション)とNapperon(ナプロン/ドイリー)のアンサンブル(セット)のようですが、ブドワールは貴族の婦人が書き物をしたりお化粧や着替えをするための部屋で、夫でさえ入室できない婦人専用のお部屋のことのようです。柔らかで光沢のあるおそらくラヴァンド(ラベンダー)色とイヴォワール(アイボリー)のオンブレ(グラデーション)が美しいソワの生地の中におそらく綿か端布を硬く詰めた丸いフォルムのエパングルクッサンの上部には、18世紀のロココ時代の優雅なロココ調の可憐なお花のフォルムのラヴァンドと淡いオランジュ(オレンジ)とヴェール(グリーン)のロココリュバン(リボン)が縫い付けられていてエレガントでオシャレでとてもいい感じです。また、底面には本体を安定させるためにおそらく鉛のような重くて丸い金属がソワの生地に包まれて取り付けられていてとても凝った作りです。また、エパングルクッサンの下にはベージュのソワのような生地にロゼのローズのお花とイヴォワールのマルグリート(マーガレット)のお花がブロデル(刺繍)された丸いフォルムのNapperon(ナプロン/ドイリー)が敷かれているのもオシャレです。また、本体の周りにはベージュのドンテル(レース)のリューシュ(フリル)飾りが付けられていてとても素敵です。また、本体にはベージュの裏地も付けられていてとても作りが良いようです、また、本体にはラヴァンドとジョーヌ(イエロー)のペルル(ビーズ)のような持ち手のあるおそらく1950年代に製作されたメタル製のエパングルが4本付属しているのも嬉しいですね。マリー・アントワネットやポンパドール夫人達が私的な時を過ごしたロココ調のブドワールの雰囲気でエレガントでオシャレに使いたいとても素敵な一品です。

エパングルクッサンのロココリュバンに多少の色褪せがありますがとてもきれいです。また、本体のソワの生地に少し色褪せがあります。ナプロンの生地に多少の傷みがありますが色褪せはほとんどなく大変きれいです。エパングルに折れやサビはなくとてもきれいです。その他、多少の傷みや汚れなどありますがほつれや破れはなくとても状態が良くきれいで、Good Conditionです。